事業紹介:EtherCAT事業
EtherCAT通信システムは2013年より開発着手し、ハードウェア・ソフトウェアともに自社内で設計/開発を行い、当社オリジナルのマスタースタック、スレーブスタックを構築しました。世界的にも希少な「オリジナルマスタースタック搭載のEtherCATマスターボード」を提供可能です。
当社のマスタースタックは、他のマスタースタックベンダーとの差別化を図り、マスター、スレーブともにFPGAベースの設計を実現しました。ハード化されたマスタースタックは、通信システムにとって重要な高速な周期通信、リアルタイム制御に最適な高精度の送信フレームタイミング(低いジッター)を実現できます。
自社マスタースタックを搭載した自社開発基板を提供しているため、量産コスト/信頼性の両面で大きな強みがございます。

FPGAベースで動作するEtherCAT通信基板(マスター/スレーブ)
ハード化されたEtherCAT通信により高いスペックを達成
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・マスター対応機能
「ETG.1500classB準拠機能」、「DC機能」、「Cable Redundancy」、「FoE」 -
・周期通信速度/送出タイミングジッターの実測値
32bitデータ×1スレーブのシステム: 8 μsec(Jitter ≒ 30nsec)
40byteデータ×5スレーブのシステム: 40 μsec(Jitter ≒ 30nsec)
KSJ master stack Block Diagram

自社開発ボードにより高性能かつ低価格を実現
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・基板供給させて頂く場合、マスタースタック費用を無償化でき、大変安価
(※弊社開発済マスタースタック搭載)
(※FPGAスレーブの場合、Beckhoff製IPコア費用が別途必要) -
・当社標準のマスター/スレーブボードをご使用頂く場合、
拡張コネクタにより、お客様に必要な機能/インターフェイスを容易に追加可能 -
・Xilinx FPGA, Intel FPGAのどちらにも対応可能
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・Zynq7000シリーズ、Ultrascale Zynq搭載のボードを提供可


KSJ EtherCAT configuration tool
KSJマスターボードと接続し、設定や動作確認可能なPCツールです。

Branch controller (slave stack & master stack)
FPGAベースのEtherCAT マスター&スレーブ 同時搭載
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・2階層のEtherCAT通信ラインを分岐できるため、複雑なネットワーク構成を可能にします。・Branch controllerがない場合よりも、1つのEtherCATネットワーク内のスレーブ数を少なくすることができるため、sleve数増加による周期時間の増大を避けることが可能です。・当社では、BranchController用に、2階層のEtherCAT通信ラインであっても、時刻同期生を担保できる仕組みを構築済です!
ESI生成ツール紹介
ESIファイルとは - 構築ハードル -
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・EtherCAT Slave Informationの略。slaveデバイスの機能や設定情報のこと。
(製品情報、プロファイル、オブジェクト、プロセスデータ、時刻同期、シンクマネージャ設定など)・規格に準拠して生成する必要があり、EtherCATの十分な知識なしに作成することは困難・ファームウェア用に、ESIファイル内容とリンクしたCコードを用意するのは、非常に工数のかかる作業
KSJ ESI生成ツールの特徴
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・3形式のファイル生成が可能

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・開発者視点でGUIを用意

CC-link IE TSN商品紹介
1軸ステッピングモータードライバー
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モーション制御コア、NPM製パルスコントロールLSI:PCL6115搭載
3.0A/相(max)、加減速時カレントアップ、マイクロステップ1/32分割、
適用モーター 2相バイポーラステッピングモーター
制御方式 バイポーラ定電流駆動
励磁方式 マイクロステップ制御 (1/1,1/2,1/4,1/8,1/16,1/32)
詳細は、販売元となる日本パルスモータ―(株)のwebサイトをご覧ください。 CC-link IE TSN
リモート局 >
EtherCAT開発の歩み (CC-link IE TSN開発を含む)
2013年 |
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2014年 |
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2015年 |
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2016年 |
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2017年 |
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2018年 |
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2021年 |
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主なシステム開発実績
システム | 構成 | 詳細 |
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半導体装置用 マスフローコントローラ |
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高速アナログデータ収集システム |
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建物内の3軸加速度センサのデータ(24bit×3軸)を、 100usec周期で収集するシステム。 高層建築物の固有振動数を測定。 |
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スレーブ開発: ET1100 + NXPマイコン | 16軸のモータを制御可能なモータユニット 大型放射光施設 Spring8にて採用済 |
ガスリークテスター | マスター開発: 自社マスターボード LZ202 | IC部品や薬品パッケージのガス漏れ検査システム コストメリットからPLC採用から転用した 接続slave数:10個 |
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| EtherCAT slaveとして、複数のI/Oやモータを接続 100usecの周期通信による制御を行っている。 |
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| 2階層のEtherCATラインから成るシステムを構築 最大5個のマスターボード、40個のスレーブボード環境で、 100usecの周期通信で、全てのDC時刻を同期。 |
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スレーブ開発: Infineon XMC4800 プロセッサ搭載 | 250usecの周期通信に対応したモータドライブ基板 CiA402対応 |
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| CiA402対応 |
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| 250usecの周期通信にて、 8個のslaveのモータ制御を行う |
車両バックネットシステム |
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Slaveでは、EtherCAT stackのプロセッサ処理をなくし、 全てHDLでSlave stack IPコアを構築 機能安全規格SIL4をシステムとして認証取得予定 |
鉄道送電設備 配電システム | スレーブ開発: 自社ボード LZ202 | EtherCATスレーブとして、制御指令を受ける。 FPGA内で、電流フィードバック制御によるコイル励磁 を行う。 |
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